Newborn Auditory Screening with Automated ABR, Transient Evoked Otoacoustic Emissions TEOAEs and Conventional ABR

2000 
満期産新生児49例にALGO2eによる自動ABR (以下AABR)・TEOAE・ABRの測定を行った。 AABRの信頼性については難聴症例におけるデータの蓄積が必要であるが今回, 1症例のABRでのV波検出域値の上昇をAABRはとらえていた。 しかし, 聴力正常児1例がAABR: REFERとなっており, 設定条件などに問題が推測された。 自然入眠時の施行可能率, 特異度, 測定時間の値から, AABR・TEOAEとも, 新生児聴覚検診に使いうる検査であった。 特異度はAABR 97.9%, TEOAE 93.6%と, AABRの方が新生児期の中耳, 外耳への羊水の影響を受けやすいTEOAEより良好な値であった。 また測定時間もAABR平均6分27秒, TEOAE平均12分36秒と雑音の影響を受けにくいAABRの方が短時間に行えた。 しかし, 羊水の影響のない1か月児健診時, 静かな部屋でのTEOAEも十分有効であろう。 また, 耳鼻科領域以外で新生児聴覚検診が施行された場合のREFERの対応が問題となるであろう。
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