Identification of Skin Sensitivity through Corneocytes Measurements

2002 
敏感肌に関する意識は国内外問わず高く, 自分の肌が敏感だと思う女性は増加の一途をたどっている。簡単で的確に敏感の程度を評価できる方法があれば, 敏感肌に効果的な化粧料を提供するために非常に有用である。われわれは敏感肌を推定する方法を試みるにあたり, 女性が自分の肌をどのように感じたとき敏感肌であると思っているかを調査した。その結果, 多様な理由があげられた一方で, 概ね共通の症状として痒み, 赤み, カサツキが認められることがわかった。これらの発症には角層のバリア機能の低下が考えられたことから, われわれは角層細胞に着目し, その形態学的な計測から敏感肌を推定する方法を試みた。研究の指標としてδAPAc (テープストリッピングにより採取した角層細胞の面積の同季節における同年齢の平均値からの偏差) に着目し敏感肌と健常肌とを比較した。この結果から, 角層細胞面積と敏感の程度には関連性があり, 面積を測定することにより, 肌の敏感の程度を従来の方法より正確に把握することが可能であることが示された。さらに本法を用いることにより皮膚特性に合わせた化粧料を提供することが可能になるものと考えられた。
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