Vegetation Changes Caused by Smoke Damage in the Agatsuma Sulfur Mine, Gunma Prefecture, Central Japan
1989
吾妻硫黄鉱山跡地周辺で, 地形・土壌・植生調査を行い, 煙害による植生変化の過程を分析した。鉱山周辺ではヒメスゲ優占型とササ優占型の荒原植生が成立するが, 激害地では侵食裸地が出現する。また, 草津白根火山山頂の荒廃地と比較した結果, 両者はほぼ同様の退行・進行過程を呈するが, 侵食裸地の形成過程は大きく異なることが明らかになった。また分析結果をふまえて, 荒廃地における保全・修復と開発の方向性が示唆された。
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