Studies on the infection of HB-Ag between the HB-Ag carriers and their inmates
1975
国立呉病院附属看護学院の生徒159名について,半年毎に血中のHB-Ag,及びHB-AbをそれぞれIAHA法並びにPHA法で,1年間追跡調査を行った.生徒は全員寮に起居し,各部屋には2乃至4名が同居し,時々同居者の組合わせがかわる.HB-Agは6名に検出された.すべて高単位のHB-Agを保有し,asymptomatic carrierである.この6名と同室に起居したのは32名で,そのうち7名でHB-Abが検出された.HB-Ag carrierと同室に起居しなかった生徒は121名で,23名にHB-Abが検出された.検出率は前者は21.9%,後者は19.0%で両者に著しい差は見られない.HB-Ag carrierと同居したために,HB-Ab価が上昇した例はなかった.HB-Ag carrierと同居した後に,HB-Abが検出される様になった例もなかった.asymptomatic carrierと単に同居するだけでは,HB-Agの感染は,起るとしてもその可能性はさほど大きくないと考えられる.
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