A CASE OF CONGENITAL DUODENAL STENOSIS TREATED BY ENDOSCOPIC MEMBRANECTOMY

2009 
先天性十二指腸閉塞・狭窄症は,新生児腸閉鎖・狭窄症のうち,約半数を占める疾患である.今回われわれは,膜様狭窄に対して内視鏡的治療を施行した症例を経験したので報告する.症例は3歳,女児.生後半月頃より2回/日程度の嘔吐を認めていたが,離乳食開始後は1回/週まで減少したため,経過観察していた.しかし3歳になっても症状軽快せず,紹介医受診.精査にて十二指腸膜様狭窄の診断となった.内視鏡的にバルーン拡張術を施行するも,症状軽快せず,内視鏡下に狭窄部位の切開術を施行.術後7年経過し,再発の兆候は認めていない.
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