制振装置、耐震橋梁構造、及び既設橋梁の耐震補強方法

2007 
【課題】この発明は、例えば、地震による振動エネルギの入力による大変形に起因するパネル部の周縁付近の割れの発生を防止し、パネル部のせん断塑性変形によって振動エネルギを確実に吸収することのできる制振装置、耐震橋梁構造、及び既設橋梁の耐震補強方法を提供することを目的とする。 【解決手段】振動エネルギの入力により相対移動可能に接続された上部構造10及び下部構造20のうち、下部構造20に固定されるとともに、上部構造10の一部と略接触するよう配置され、相対移動方向のせん断変形によって振動エネルギを吸収する低降伏点鋼製のパネルダンパ部31を備え、パネルダンパ部31の固定側端部に厚肉部36を備えるとともに、厚肉部36をパネルダンパ部31と一体形成し、パネルダンパ部31における厚肉部36の境界部分に、肉厚が徐々に変化するテーパ部37を形成した。 【選択図】図1
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