Clinical impact of a multi-center head and neck cancer board

2012 
頭頸部癌の治療は多様さを増しており,一科,一施設のみでの診療では偏りが生じる可能性がある。近年,複合科によるtumor boardがより質の高い医療に貢献することが指摘されてきたが,これに他施設を加えたのが「他施設」キャンサーボードである。京都大学がん診療部頭頸部ユニットでは2-3ヶ月に1回程度で他科,他職種,他施設を交えたキャンサーボードを開催している。今回その診療における効果を検討した。2009年よりこれまで26症例についてボードを開催した。他施設からは大学病院,がんセンターよりのべ6施設の参加をえた。対象患者はほとんどが進行癌あるい再発癌であった。これらの症例に対し,診断および治療方針について協議した結果,1名で診断の変更(病期の修正),5名で治療方針の変更が行われた。今後長期的な観察は必要であるが,他施設キャンサーボードがより適切な医療の提供に繋がることが期待された。
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