Estimated Numbers of Visceral Mycoses in Case of Leukemia and MDS in Japan : Analysis of the data from the Annual of the pathological autopsy cases and vital statics in Japan
2012
日本病理学会より発行されている日本病理剖検韻報と厚生労働省から発行されている人口動態統計を年次別に解析し,国家レベルでは世界初となる白血病死(白血病•MDS)に占める深在性真菌症罹患者数の推計を行った.2001年の人口動態で得られた白血病死 8,976人のうち,2,250人が深在性真菌症に罹患していたと推計された.さらに,1,454人が直接死因,もしくは死因に深在性真菌症が大きく関与していた症例(重篤例)であったことが推察された.同様に, 2005年においては人口動態で得られた白血病死 9,805人のうち,2,290人が深在性真菌症に罹患しており,1,464人が重篤例であったことが推察された.重篤例のうち,推定年間起炎菌別罹患者数はアスペルギルスが最も多かった.カンジタと接合菌の推定罹患者数は,ほぼ同数であったが,重篤率はカンジダが約 40%であったのに対して接合菌が約 60~80%と高率であった.継続的な調査が必要である.
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