The vision screening programs for children in Kyoto City

2000 
乳幼児健康診査で異常なしとされたにもかかわらず、その後の検診で弱視を指摘された症例を経験した。乳幼児健診の際、異常者を取りこぼしている可能性が考えられる。そこで、京都市で行なわれている乳幼児健診における眼科検査の現状と問題点を知るため、平成4年度から平成8年度の間当院眼科を精査目的で受診した1歳6ヵ月から2歳児80名、3歳3ヵ月から4歳児204名についての受診時の主訴、診断、経過についてまとめた。その結果、眼位異常を主訴として来院した1歳6ヵ月児の27%、3歳3ヵ月児の36%に斜視が認められたが、その他のものには偽斜視が多く含まれていた。また、3歳3ヵ月児で視力障害を主訴として来院したもののうち、弱視治療を必要とする高度な屈折異常のあるものが17%あった。全体の経過をみると、治療の途中で自己中断しているものが多かった。以上の結果から、乳幼児健診だけでなく、治療中にも弱視を取りこぼしている可能性が考えられた。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []