亜硝酸が介在する2,4,6-trichlorophenyl 4-aminophenyl ether と腐植酸およびフルボ酸の反応

1984 
CNPアミノ体 (2,4,6-trichlorophenyl 4-aminophenyl ether) と亜硝酸の溶液に腐植酸やフルボ酸を添加したところ褐色が濃くなった. この褐色深化反応は実験に供したすべての腐植酸とフルボ酸で認められた. CNPアミノ体は反応混合液のアルカリ処理で回収することはできないが, Na2S2O4で還元したところベンゼンに回収された. 腐植酸は亜硝酸の存在下でCNPアミノ体と結合しより大きいヒューミン様物質になることが Sephadex G-75を用いたゲル濾過から示唆された.
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