股関節障害患者の運動習慣に関連する要因について : 痛み, 歩行機能, self-efficacy, social support との関連から

2010 
〔目的〕本研究の目的は,股関節障害を有する者について,運動習慣の現状を調査し,運動習慣と関連する要因を痛み,歩行能力,self-efficacy,social supportから検討することである。〔対象〕股関節障害にて通院中の90名(61.4±11.6歳)とした。〔方法〕運動習慣は現在の運動の有無と最もよく行っている運動の種目とした。痛み,歩行能力は股関節機能判定基準を用い,self-efficacy,social supportについては質問紙を用いた。〔結果〕運動習慣は38名(42%)が有しており,最も多かった種目はプールで16名(42%)であった。ロジスティック回帰分析による関連要因の調整後では,運動習慣と関連する要因はself-efficacyのみであった。〔結語〕股関節に障害を有している者の運動習慣の定着化には,運動self-efficacyなどの心理的側面を考慮したアプローチが重要であることが示唆された。
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