A case of mixed connective tissue disease with chronic non-suppurative cholangitis

2001 
症例は, 28歳の女性であり, 1998年8月に混合性結合組織病と診断されていた.発熱と全身倦怠感を主訴として同年9月に入院した.入院時の検査成績で肝逸脱酵素の高度の上昇(GOT 3,712, GPT 2,246, LDH 5,907)が認められた.免疫血清学検査では,抗核抗体と抗U 1-RNP抗体は陽性を示したが,抗ミトコンドリア抗体などの他の自己抗体は陰性であった.また, A, B, C, E, およびG型肝炎ウイルス抗体も陰性であった.肝生検所見では,急性肝炎回復期と慢性非化膿性胆管炎の病変が混在していた.本例は,肝生検所見で慢性非化膿性胆管炎を呈しており,肝炎ウイルスおよび抗U1-RNP抗体以外の自己抗体が陰性であることから,混合性結合組織病に慢性非化膿性胆管炎を合併したまれな症例と考えられる.
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