A CASE OF SIMPLE STERCORAL ULCER OF THE TRANSVERSE COLON

2001 
横行結腸に発生した宿便性潰瘍の1例を経験したので報告する.症例は35歳の健康な男性で,便秘の自覚はないが硬便傾向はあった.突然の下血で発症し,大腸内視鏡検査にて横行結腸に出血性潰瘍を認め,クリッピングにて止血した.組織学的に悪性所見はなく,炎症性腸疾患に特徴的な所見も認めなかった.本症例は感染性腸炎ではなく, BehGet病の所見もなく,硬便傾向と屈曲部位であることより宿便性潰瘍と診断した.
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