DURABILITY ASSESSMENT BASED ON DETERIORATION MECHANISM OF TWO-WAY RC SLABS OF HIGHWAY BRIDGES

2003 
中小スパン橋梁における少主桁化や開断面箱桁形式の増加に伴い床版支間が長大化しつつある. これに対処する方法の一つとして従来のRC床版を2方向版として活用する方法が有効と考えられる. すなわち, 床版を主桁と横桁で2方向支持することによって版の発生曲げモーメントを減少させ, 主鉄筋を車両進行方向に配置することで輪荷重によるせん断力の集中を緩和することにより耐久性が向上すると考えられるためである. そこで本論文では, 車両進行方向に主鉄筋を配置した2方向支持RC床版に対し, 輪荷重走行試験機を用いた移動繰り返し載荷試験によりその劣化損傷機構を解明すると共に, ひび割れ部を回転およびせん断バネによりモデル化した解析法により, 床版に作用する輪荷重の大きさおよびその繰り返し回数が床版の剛性低下に及ぼす影響を定量化する方法を提案する.
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