Application of Electron Beam Irradiation to Powdered Natural Food Colorants

1993 
(1) 10kGyの放射線量で粉末食用色素の完全な殺菌が可能であった.(2) 極めて短時間で連続処理も可能であった.(3) 電子線照射により色素成分が分解退色するものの可視部吸収スペクトル, HPLC,色調変化等は通常の加熱,光分解等と同様であり,むしろ変化は少なかった.以上, FAO/IAEA/WHO合同専門家委員会の提案している10kGy以下の放射線量で大きな成分変化を来すことなく粉末食用色素の完全な殺菌が可能であった.この電子線照射におる粉末食用色素の殺菌は全く新しい処理技術であり,色素成分の変退色や新たな分解物質の生成が危惧される所であったが,今回の検討で,むしろ通常の加熱殺菌などよりも色素倍対する影響は少なく完全な殺菌が可能であることが判った.
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