Time-related changes in the mortality from cerebrovascular diseases in Hisayama, Japan: Comparison with the nation-wide mortality stasistics.

1989 
久山町住民の1962~85年の24年間の死亡診断書に基づく脳卒中死亡率の推移を訂正死亡率を用いて全国と比較した.死亡診断書による久山町住民の男女の全脳卒中死亡率・男性の脳出血死亡率は全国のそれとほぼ同様のレベルで減少した.男女の脳梗塞死亡率は同様に全国のそれと類似したパターンを呈し, 増加から減少に転じた.久山町の女性の脳出血死亡率は全国に比べ低値を保ちながら減少する傾向にあった.この所見は剖検成績に基づく死亡率推定値によっても確認された.剖検成績を考慮して検討すると, 久山町の死亡診断書に基づく脳梗塞死亡率は調査期間初期の1962~69年において過小評価されていた.剖検に基づく成績を根拠に, 全国統計の女性の脳出血死亡率には一部クモ膜下出血の誤認によるバイアスが, また1962~69年にかけての男女の脳梗塞死亡率の上昇傾向には, 死亡診断書における脳梗塞病名記載の増加に伴うバイアスが存在する可能性を考察した.
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