Intraductal papilloma of the breast characterized by numerous isolated tumor cells. A case report.

2002 
背景:術前の穿刺吸引細胞診で, 腫瘍細胞が孤立散在性に出現した乳腺乳管内乳頭腫の1例を経験したので報告する.症例:患者は40歳女性. 左乳房B領域に直径1cmの嚢胞性腫瘤が認められた. 穿刺吸引細胞診は疑陽性であったため生検が施行された. 細胞診では, 採取された細胞量は多く, ほとんど孤立散在性に出現していた. 細胞質広く, 赤色顆粒を有する大型細胞, 紡錘形細胞, N/C比高く, 核濃染性の小円形細胞など, 多種多様な細胞像であった. 免疫細胞化学的に, 大型細胞はEMA陽性, 小円形細胞等はa smooth muscle actin (a-SMA) 陽性であった. 組織像では, 拡張した乳管の中に乳管内乳頭腫が多量の凝固壊死巣と連続してみられた. 出血梗塞を合併した乳管内乳頭腫と診断された.結論:乳管内乳頭腫の細胞診では, 乳頭状集を形成するのが一般的特色である. しかし, 出血性梗塞を起こしたときには孤立散在性細胞が出現し, 癌と紛らわしいことがある.
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