Prognosis in Patients with Advanced Hypopharyngeal and Cervical Esophageal Cancer

2011 
【目的】進行下咽頭癌,頸部食道癌の治療に対して手術と根治的化学放射線療法の予後を比較検討する。【対象と方法】1995年1月から2009年12月までに当院で経験した進行癌のうち(1)主占居部位Ph (53例),(2)主占居部位Ce (54例) に分類し,さらに初回治療で手術を行った群を手術群 ((1)14例,(2)15例),根治的化学放射線療法を行った群をDCRT群 ((1)39例,(2)39例) とした。【結果】(1)主占居部位Ph症例:手術群で局所再発は認められなかったがDCRT群で5例に認められた (p=0.071)。5年生存率は手術群21.2%,DCRT群36.6%であった。salvage治療を行った9例の5年生存率は22.2%であった。(2)主占居部位Ce症例:5年生存率は手術群53.3%,DCRT群30.1%と有意差はないものの手術群が良い傾向にあった。cT4では手術群の5年生存率50.5%,DCRT群15.6%と手術群で良い傾向が認められた。【結論】主占居部位Phでは局所制御に関して手術のほうがDCRTより良い傾向にあるが,Salvage治療を行うことによりDCRTの予後が期待できるものと考えられる。主占居部位Ceでは,手術群の予後が良い傾向にあり,特にcT4で手術の成績が良い傾向にあることから喉頭温存を強く希望する患者に限定し根治的化学放射線療法が選択されるべきである。
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