A Case of Pancreatic Metastasis from Leiomyosarcoma of the Retro Peritoneum

2005 
症例は44歳の女性で, 平成9年4月, 左後腹膜腫瘍 (平滑筋肉腫) の診断で, 腫瘍, 左腎臓摘出術を施行した. 平成12年2月上旬, 肝転移に対してS2, S4の肝部分切除. また, 平成13年12月中旬, 残肝再発のため肝外側区切除施行した. いずれも病理組織学的に平滑筋肉腫の肝転移と診断された. 平成14年7月下旬, 腹痛の精査のため再入院した. 腹部CTにて膵尾部に2cm 大のlow density areaを認め, 平滑筋肉腫の局所再発と診断し, 8月下旬, 手術を施行した. 腫瘍は膵内に存在したため膵転移と診断し, 膵体尾部切除術を施行した. 後腹膜原発平滑筋肉腫の膵転移の切除例は今回検索しえたかぎりでは報告が見られず, 非常にまれな症例と考えられた. 転移性膵腫瘍において, 切除例に長期生存の報告もあり, 治療法の1選択肢として外科的切除も考慮すべきである.
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