Ionic Concentration of Leachate and Resistivity of Strata in Some Landfill Sites

2003 
稼動および埋立終了時期の異なる4ヶ所の一般廃棄物最終処分場において, 廃棄物層の比抵抗分布とそこに賦存する浸出水の電気化学的性状を検討した。浸出水中の主要イオンは, Na+, K+, Cl-, Ca2+, HCO3-であり, 前3者は, Ca2+と比べて水中へと溶け出し易い。HCO3-の濃度は高い場合が多いが, それらは埋立廃棄物の種類や地下の状態に影響されているようである。一方, 浸出水の電気伝導度は前述の5イオンの水中イオン濃度にほぼ支配されている。また, 廃棄物層の比抵抗断面図はその構造および性状をよく反映する場合が多い。降水により廃棄物層が洗われると, 前述の水中イオン濃度が減少し, それに伴い, 電気伝導度も減少する。浸出水の電気伝導度は地層の比抵抗と密接に関連することから, 比抵抗の時系列的変化の追跡は, 廃棄物層内の環境変化を捉える一方法となる可能性を有している。
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