Prognostic Analysis of Lung Cancer Patients with Brain Metastasis and Evaluation of Long Term Survivors.
1995
肺癌脳転移の治療戦略を検討する目的で, 1977年以降経験した肺癌1586例中臨床的に診断した脳転移327例を対象に, 脳転移からの生存率を予後因子および治療因子別に単因子分析した. さらに統計的有意差を認めた項目について生存率への寄与の程度をCoxの比例ハザードモデルにより多変量解析した. 単因子分析では脳転移発見時のPerformance status (以下PS), 原発巣の制御, 脳以外の転移, 脳転移摘出手術, 脳照射と照射量, 脳転移の出現時期に有意差を認めた. 多変量解析で有意であった因子は, 生存率への寄与の強い順に脳転移発見時のPS, 脳照射, 脳転移摘出手術, 原発巣の制御状態, 脳以外の転移であった. 非小細胞癌では脳手術+放射線治療ができた例に長期生存が多かったが, 小細胞癌では手術の優位性を認めなかった. 発見時のPSがよく原発巣の制御が十分で脳以外の転移が少ない場合, 非小細胞癌には摘出手術と放射線治療を, 小細胞癌には放射線治療を積極的に行うことができれば生存の延長を可能にすると考えられた.
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