プリンアナログの特性 フルダラビン,ペントスタチン,クラドリビン

2005 
フルダラビン,ペントスタチン,クラドリビンの3種類のプリンアナログについて概説した.これら薬剤の対象疾患である慢性リンパ性白血病,ヘアリーセル白血病(hairy cell leukemia:HCL),低悪性度または濾胞性B細胞性リンパ腫などのindolent B−cell malignancyはわが国での発生頻度が低く,臨床開発は遅れていたのが現状である.しかしクラドリビン,ペントスタチンはHCLにおいて90%を超える奏効率を示すなど,有効性は確認されている.さらに,フルダラビンは注射剤のほかに経口薬がわ
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