自己反応性T 細胞の選別にかかわる転写因子Fezf2 の発見

2017 
T細胞は多様性に富むT細胞抗原受容体を持つが,この多様性は胸腺ででき上がる.自己成分(自己抗原)に応答する自己反応性T細胞ができた場合,末梢での自己免疫反応を未然に防ぐため,胸腺で除去されている.この過程は「負の選択」と呼ばれ,転写因子Fezf2 や転写制御因子Aire により制御されている.Fezf2 とAire はそれぞれ独立した制御機構を持ち,負の選択と自己免疫寛容の成立に必須な遺伝子である.
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