Properties of the Perfluoroalkylethyl Acrylate (FA) Copolymers and Their Applications for Cosmetics

1999 
化粧品にパーフルオロアルキルエチルアクリレート (FA) 共重合体を用いることにより, 次の二つのことが可能となった。まず, 第一に, コモノマーが疎水性のFA共重合体を用いて, 親油性媒体の化粧品製剤中にフッ素原料を安定に配合することが可能となった。これはFA重合体が, フッ素化合物/非フッ素系溶剤の界面張力を低下する能力があることに由来する。この技術はパーフルオロポリエーテルを非フッ素系溶剤中に乳化した非水エマルション, および, 大量のフッ素処理粉体を安定に配合できるファンデーションに応用できた。第二に, コノマーが親水性のFA共重合体で基材を処理すると, 空気中/水中のいずれの環境でも油をはじく性質を付与できた。これは平滑な基板 (PETフィルム) と粉体 (タルク) の2種類の基材を用いた表面化学的測定から証明された。この技術はあらゆる環境で皮脂に強い化粧品に応用できる可能性がある。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    1
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []