ONS(米国がん看護学会)32nd Annual Congressに参加して

2007 
ONS( 米国がん看護学会)32nd Annual Congress が,2007 年4 月24 日から27 日にかけて米国ネバダ州のラスベガス(Las Vegas) Mandalay Bay Convention Center において開催された.カンファレンスの開催されたラスベガスは,砂漠の中の“不夜城”と呼ばれている都市である.ここ50 年ほどの間に目覚しい発展をとげ,米国の中でも人口の増加,経済の発展が著しい都市となっている.世界最大のエンターテイメントシティーと称されるようにカジノやテーマパークを備えていることは周知のことであるが,同時に毎週のように大きな国際見本市やビジネスショーが開催され,世界的規模のコンベンションが誘致されている都市でもある.そのラスベガスに世界35 ヵ国,約6,300 名のがん看護のケアに携わる人びとが集まってカンファレンスが開催された.筆者らも過去に数回カンファレンスに参加しているが,今回のカンファレンスの印象は,従来のがん化学療法などがんの治療に関するトピックス中心というよりも,予防や治療終了後のサバイバーへの支援について,「遺伝」という局面からアプローチする内容が多く取り上げられていたこと,さらにEnd-of-Life のケアにまつわるトピックスが多くとりあげられていた.また例年同様に,主要なプログラムのほかにONS の開催する継続教育のプログラムやSIG(Special Interest Group)のミーティングもあり,参加者がカンファレンスを満喫できるプログラムが多数企画されていた.本稿ではその一部を紹介する.
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