ENVIRONMENTAL ASSESSMENT OF SEA WATER INFLUENCED BY SURPLUS SOIL GRANULATED BY QUICKLIME

1997 
生石灰で被覆して粒状化処理した建設発生土を, 海面埋立に利用した場合の材料特性とその材料が環境に与える影響について実海水と大型水槽を用いて実験した. 本粒状土からカルシウムが溶出して海水のpHおよびイオンバランスが変化するが, カルシウム溶出量は, 粒状土重量の1000倍の通水があるとほぼ平衡に達し, 海水のイオンバランスも元の状態に近づく. 通水中に海中生物を入れて観察した結果, 死亡検体数はゼロであり, 粒状土には生物が付着し, 海底生物も共存できる環境が形成されていた. この結果より, 生石灰で被覆した粒状土は, 海水域に浸漬した当初はカルシウムイオンの溶出が激しいが, 浸透を続けることで生物が生存できる環境を形成する可能性のあることがわかった.
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