Invention and Industrialization of New Optically Active Triazolyl Plant Growth Regulator and Fungicide.

1994 
著者らが先に見出した殺菌剤ブチオオートの構造活性相関や作用機作研究の結果を活用した分子設計により,強い植物生畏調節活性と殺菌活性を餅せ持つ新規な2-(トリアゾリル)アリルアルコール系化合物を得た.本化合物には幾何異性体と光学異性体が存在する。E異性体の活性はZ異性体に比して大幅に向上すること,また,檀物生長鯛節活性はS体に,殺菌活性はR体に集中していることを明らかにし,二つの薬効の分離に成功した,前者はジべレリンの,後者はエルゴステロールの生合成を選択的に阻害する。製造法では,E/Z異性化技術と分離技術を組み合わせた異性化晶析法を開発し,E体を選択的に合成する簡便な工業的製造法を確立した。また,新規な不斉修飾剤であるアミノアルコールと水素化アルミニウムリチウムを用いる。高選択的不斉還元法により光学活性E型2-(トリアゾリル)アリルアルコールの合成に成功,さらに,ノルエフェドリン系アミノアルコールで不斉修飾した水素化ホウ素ナトリウムを用いることによって,操作性・安全性に優れる工業的不斉還元法を開発し,植物生長調節剤と殺菌剤の作物保護剤2剤を同時に上市すると共に,薬量の一層の低滅化を達成した。
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