O-ニトロアニンールの硫酸-メタノール中での接触還元

1979 
o-ニトPtアニンール[1]を硫酸-メタノール中,5%Pt-Cあるいは5%Pd-C触媒([1]の3wt%)を用いて,蜜温,常圧下で接触還元を行なった。反応生成物はo-アニシジン[2]と2,4-ジメトキシアニリン[3]および2,6-ジメトキシアニリン[4]であった。[3]および[4]は[1]から[2]への還元中間体であるo-メトキシフェニルヒドロキシルアミンのBamberger型転位反応によって生成すると考えられる。アミン類([2],[3],[4])の収率は硫酸量によって大きく変化した。Pt-C触媒の方がPd-C触媒より転位生成物([3]+[4])の収率が大であった。[1]4,09をメタノール40 ml中, Pt-C 120 mgを用いて接触還元を行なった場合,硫酸が20。09のとき[4]は最大の収率で得られ([2]56%,[3]12%,[4]27%),硫酸40.09のとき[3]の収率は最大であった([2]33%,[3]26%,[4]2%)。また硫酸が2.89のとき収率は[2]81%,[3]18%,[4]1%であったが,ジメチルスルホキシド0.05mZでPt--C触媒を被毒させると[2]55%,[3]28%,[4]9%と転位生成物の収率が増大した
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