Relation between drinking and liver function in cases of a thorough physical examination.

1988 
入院人間ドック症例における肝機能検査を、飲酒がおよぼす影響を中心に検討した。対象例172例のうち1日飲酒量1合未満群は70例、1合群は49例、2合群は53例であった。(1) 1合未満群、(2) 1合群、(3) 2合群について肝機能検査値 (M±SD) を比較した。その結果、飲酒量が増加するにつれて推計学的な有意差をもって変化する検査項目はGOT、GOT/GPT (OP比)、γ-GTP、CHE、LAPの5項目であった。その中でも、(1) と (3) の比較において有意差を認めたOP比、γ-GTP、LAPが飲酒量の増加による肝機能障害を最も鋭敏に反映する検査項目と思われた。一方、飲酒習慣を有する症例は、同時に喫煙習慣もあわせて有する症例が多く、x2検定の結果、両群間には5%以下の危険率で有意差を認めた。
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