Two-dimensional analysis of the cardiac shadow as an index of overhydration in patients with renal failure.

1993 
慢性透析患者54例を対象として, 胸部X線写真正面像心陰影の面積を測定し, これをもとに心陰影面積の平方根/最大胸郭横径 (%) を算出し, 二次元心胸郭比 (2°CTR) とした. これを従来から用いられているCTR (心胸郭比) と比較して, 慢性透析患者におけるDW (dry weight) 推定における有用性を検討した.全症例をDWが高く設定されていることが臨床的に明らかな症例群 (A群: 22例) とそれ以外の症例群 (B群: 32例) に分けたところ, 2°CTR値は前者では平均49.3%, 後者では平均44.2%と, A群がB群に比べ推計学的に有意 (p<0.0001) に高値を示した. また, A群において2°CTR値およびCTR値が正常上限を越えた症例の比率は, 前者が95.5%, 後者が86.4%と前者で有意 (p<0.0001) に高く, DW設定に際しては2°CTRがCTRに比較してより有用であると思われた.
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