A Case of Aortic Root Replacement with a Left Main Trunk Patch Plasty

2011 
症例は63歳,女性.大動脈弁輪拡張症による大動脈弁逆流のため心不全症状が出現し,大動脈基部置換術を行う方針となった.術前冠動脈造影検査では左冠動脈入口部に50%の狭窄を認めていた.術中に左冠動脈より選択的に心筋保護液の灌流を試みたところ12Gのカニューレが挿入できなかったため,同入口部のパッチ形成を行うこととした.左冠動脈Carrelパッチから左冠動脈主幹部にかけて切開し,大伏在静脈パッチにて形成した.その後,大動脈基部置換術を行った.術後経過は良好で,術後造影CTでは明らかな問題を認めず,術後29病日に独歩退院した.
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