Runoff and Leaching of Pesticides in Golf Course

1994 
ゴルフ場で使用される農薬の流出挙動をライシメーターおよび実際のゴルフコースを用いて調査した. ライシメーター試験では, 17農薬のうち浸透量の多い農薬として, DEP, メタラキシル, イソプロチオラン, フルトラニルおよびイプロジオンが確認され, 流出パターンはいずれも幅広い単一ピークを示した. また, それら農薬の流出率と水溶解性との間には相関が認められた. グリーンに処理した3農薬 (イソフェンホス, フルトラニル, メタラキシル) はいずれも浸透水中で検出され, それらの濃度は試験期間を通じて大きな変動は見られなかった. フェアウエイに処理した4農薬 (プロピザミド, SAP, MEP, イプロジオン) はいずれも表流水中で検出され, それらの濃度は日数の経過とともに急速に低下した. なお, 本試験は冬期に実施したものであって, 農薬が通常使用される春から秋の時期とは, 気温や光などの状況が異なっていることに留意する必要がある.
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