脳深部刺激療法(DBS)―最近のトピックス―

2017 
パーキンソン病の治療法として,L‒ドパを含めた薬物治療とともに,可逆的な機能的外科治療である脳深部刺激療法(DBS)が有効とされている.パーキンソン病におけるDBS のターゲットには,主に視床下核(STN)と淡蒼球内節(GPi)があり,どちらも運動合併症に対して効果がある.DBS は長期の薬物治療による進行期のウェアリングオフやジスキネジアといった運動合併症や一部の非運動症状にも有効で,生活の質(QOL)を保つことも可能である.
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