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Studies on Hypercholinesterasenemia

1975 
Cholinesterase (ChE) (Acylcholine acylhydrolase) (3, 1, 1, 8)はAcylcholineを分解してコリンと酸を生ずる酵素であるが生体内ではいわゆるTrue cholinesterase (Acetyl cholinehydrolase (3, 1, 1, 7)と異り主として肝,血清に存在する.この酵素が肝疾患において減少することは1950年Alcalde1)の報告以来知られ,肝機能検査の1つとして特に我国ではよく用いられている.しかしこれまでのこの酵素の利用はネフローゼの場合を除き肝機能障害を始めとする各種疾患において低下することを見るのが主眼であった.著者の一人柴田は数年前よりChEの測定法について検討し,各種のThiocholine2)を用いて本酵素並にTrue choline esteraseの測定を試み3)オートアナライザーにてAcetylthiocholineでChE, propionyl thiocholineにてTrue cholinesteraseの測定をすることがすぐれていることを報告している.そして当時異常に高いChE活性を有する1例を経験し,肝生検により脂肪肝であったことを報告した8)がその後ChEの高い症例に遭遇したのでこれらを合せて一括報告検討を加える.一般にChEは低値のみが強調されネフローゼ以外の高値症例は従来問題にされなかったが,我々は高ChE血症の中に一つは脂肪肝に関連した場合と,もう一つは脂肪肝にあまり関係がないように見えるが何らかの肝障害に関係ある一連のものがあると考えている.
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