A CASE OF LIVER CELL ADENOMA DIFFICULT TO DIFFERENTIATE FROM FOCAL NODULAR HYPERPLASIA

2002 
症例はステロイドの内服既往がある22歳,女性. 2001年4月,伝染性単核球症で内科に入院中,肝腫瘤を指摘され, 5月に当科入院.腹部超音波検査では肝外側区域と脾臓の間に8cm大のほぼ均一な等エコー腫瘤を認めた. CT検査で腫瘍はほぼ均一に造影され, MRI T1強調像でやや低信号, T2強調像で高信号を呈した. CT, MRI検査共に腫瘍中心部に瘢痕を認めた.血管造影検査で外側区域の辺縁から肝外に突出するhypervascularな腫瘍陰影を認めた. FNH (focal nodular hyperplasia)を強く疑ったが, LCA (liver cell adenoma)やHCCも完全には否定できず,肝部分切除術を施行した.肉眼的には赤褐色の充実性腫瘍で中心には線維性の瘢痕を認めた.組織学的には腫瘍内に胆管増生など認めず,過形成ではなく腫瘍であり,細胞の異型性も乏しいことからLCAと診断した.
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