A case report of endometrial mucinous carcinoma, arising on left corner of bicornous uterus, cytological studied

1989 
50歳女性で単頸双角子宮の左角に発生した体部粘液癌のきわめてまれな1症例を経験した. 子宮頸部細胞診所見は小皮縁部または細胞質内にオレンジG好染を示す変性した異型腺系細胞を認めた. 内膜細胞診では異常重積を示す細胞集塊が多数採取されたが, 個々の細胞異型は乏しく, その中に杯細胞様 (または印環細胞様) の細胞が混在して認められた. 腫瘍は単頸双角子宮の左角内腔全周に発生した6.0×3.5cmの乳頭状の腫瘍で組織学的には粘液産生性の乳頭腺管癌の像を示した. 腫瘍細胞はPAS-alcian blue染色に陽性を示し, 免疫組織化学的にはCEA陽性, alkaline phosphataseは局部的に陽性を呈した. 電顕的には腸上皮の吸収細胞に類似する細胞が主体を占め, その間に分泌穎粒を有する子宮頸管細胞類似の細胞と杯細胞が混在して認められた.
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