Photodynamic Therapy Using a New Photosensitizer and Diode Laser for Treatment of Early Laryngeal Cancer
2007
タラポルフィンナトリウム(レーザーフィリン®:明治製菓)とダイオードレーザー(以下PDレーザー,松下電器産業株式会社製;東京)を用いたPDTを早期喉頭癌患者13例に対して応用し,従来のHpDとexcimer dye laserを使用したPDTと比較検討した。その結果,早期癌では薬剤投与後4時間でPDTが行えタラポルフィンナトリウムとPDレーザーの併用により従来のPDTと遜色ない一次治療効果が期待できた。また光過敏性や局所浮腫などの副作用の軽減がはかれる優れた治療方法であると考えられた。放射線や手術などの標準的治療法以外に,もう一つの選択肢としてPDTを行えることは意義があるものと思われる。しかしPDTは頭頸部において未だ歴史の浅い治療法であり解決すべき問題が多数あるが,今回報告した新しい腫瘍親和性光感受性物質の開発と比較的安価なダイオードレーザーの開発により,多くの施設で行える頭頸部癌の有力な治療法として期待された。早期頭頸部癌ではShort stay surgeryやDay surgeryに応用可能な癌治療法として本邦でも受け入れられるべき治療法であると考えられた。
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