A Concept of Landscape Immersion in Zoo Planning and the Transformation Process of Attitudes toward Animals in American Society(PAPERS OF THE 17th SCIENTIFIC RESEARCH MEETING)

1998 
近年, アメリカの動物園で展開されている生態的展示の動きは, 1976年に提唱されたランドスケープ・イマージョンの概念に大きな影響をうけている。本論では, この概念とこれを生み出したアメリ力社会における環境認識と動物観の変容過程の関係についての考察を行った。展示空間での観客と動物の相対的な位置関係は, 動物の価値を認識する上で重要であり, 従来の動物園展示では観客が優位で動物が劣位の位置に配されているのに対し, 生態的展示では逆の位置関係にある。それは動物の生息する権利や生息地の価値に対する理解を図ろうとするものであり, 人間中心主義から生命中心主義への環境認識の変化に裏づけられたものであった。
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