A CASE OF MUCINOUS CYSTADENOCARCINOMA OF THE APPENDIX VERMIFORMIS RESECTED BY LAPAROSCOPY-ASSISTED RIGHT HEMICOLECTOMY

2005 
腹腔鏡補助下手術にて早期に摘除しえた虫垂粘液嚢胞腺癌の1例を経験したので報告する.症例は57歳女性.平成15年4月右下腹部痛出現し,虫垂炎の疑いで保存的に治療. 5月に同症状あるも再度保存的療法で軽快.注腸造影検査で虫垂が造影されず,大腸内視鏡検査でバウヒン弁に発赤を認めたが,虫垂開口部は確認できなかった. 9月に同症状あり,腹部CT検査で回盲部に浮腫性の壁肥厚を認めたため, 10月に回盲部炎症性腫瘤の診断で腹腔鏡補助下結腸右半切除術を施行.術中所見は,腫大した虫垂が盲腸に癒着し,それに回腸が癒着して腫瘤を形成していた.病理組織学的には高分化の虫垂粘液嚢胞腺癌,深達度m, ly0, v0, n0であった.虫垂粘液嚢胞腺癌に対する腹腔鏡手術は本症例を含めて5例報告されているが,腹膜偽粘液腫としての再発を防ぐため,術中は臓器の愛護的操作に努め,粘液や腫瘍細胞の腹腔内播種を避ける配慮を十分に行うべきである.
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