A SURGICAL CASE OF DUBIN-JOHNSON SYNDROME ASSOCIATED WITH COLON CANCER
2004
78歳,男性. Dubin Johnson症候群,慢性腎不全にて透析中であった. 2002年7月,下腹部痛の精査加療目的で入院した.貧血,腹水を伴い,大腸内視鏡にて盲腸に2型進行癌を認めたため開腹手術を施行した.肝臓は黒色を呈し,癌は後腹膜へ浸潤していた.回盲部切除術を施行した.術直後より白血球, CRP,総ビリルビンが上昇し,手術侵襲に伴う一過性の炎症と判断したが,その後急性胆嚢炎を併発し保存的療法を施行したものの炎症所見,黄疸は改善せず,術後15日目に死亡した. Dubin Johnson症候群は良性疾患と考えられているが,術後肝不全との鑑別が難しい.遷延する高ビリルビン血症や肝不全が疑われたら積極的にビリルビン吸着療法や血漿交換を検討すべきと考えた.
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