A CASE REPORT OF LAPAROSCOPIC CHOLECYSTECTOMY FOR CHOLECYSTITIS WITH A POTATE LIVER WITH RIGHT HEPATIC LOBE ATROPHY

2007 
症例は77歳, 男性で、既往歴に十二指腸潰瘍で広範囲幽門側胃切除術 (Billroth II法再建) を受けている. 右上腹部痛を主訴に近医を受診し, 胆石胆嚢炎の診断を受け保存的治療を受けていたが, 増悪傾向となり紹介された. 腹部超音波では, 緊満した胆嚢と小結石を認めた. 腹部CTでは, 肝硬変, 脾腫に加え, 門脈右枝, 中肝静脈, 右肝静脈, 肝右葉を認めず, 胆嚢は肝内側区域に接して腫大していた. MRCPでは右肝管は描出されなかった. 以上より, 胆石胆嚢炎を発症した肝右葉欠損症と診断し, 経皮的胆嚢ドレナージ施行後に腹腔鏡下胆嚢摘出術に加え, 術後総胆管狭窄予防のためTチューブドレナージを施行した. 術中造影にて, 右肝内胆管が確認され, 肝右葉は萎縮と改めて診断した. 摘出胆嚢は炎症所見のみで悪性所見はなかった.術後は一時期胆汁の漏出を認めたが, 肝不全などなくその後は経過良好であった.
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