A case report of primary squamous cell carcinoma of the left breast during lactation.

1991 
きわめてまれな乳腺原発扁平上皮癌の穿刺吸引細胞診症例を経験したので報告する.患者は28歳, 授乳期の女性. 主訴は左乳房の腫瘤. 穿刺吸引細胞像では, 壊死物質を背景に, 線維状, おたまじゃくし状, 類円形の多形性に富む細胞が散在性に出現し, 細胞質はオレンジGまたはライトグリーン好染性で重厚に染色されていた. 核クロマチンは濃染し, 角化細胞, 細胞相互封入像もみられた. これらの所見は扁平上皮癌の一般的特徴を満たしていた. 一方, 手術材料捺印細胞像では, 極少数であるが, 集合性に出現し, 細胞質がやや淡く, 顆粒状のクロマチンパターンを有し, 核小体著明な腺癌の性格を有する細胞がみられた. 手術材料では, 大きさは3.5×3.0cmで, 中心部に2.5×1.5cmの嚢胞形成を認め, 組織学的検索では扁平上皮癌であった.
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