THE SHOULDER JOINT IN HEMIPLEGIC PATIENTS (FIRST REPORT)

1988 
片麻痺患者55名について肩のX線写真を分析し,特に臨床的亜脱臼との関連についても検討した.片麻痺患者において,脊柱に対する関節窩の傾きαは患側でより急峻であった.患側のAHIは健側に比して有意に増加しており,両側同時撮影での関節窩に対する骨頭の位置Gは患側でより低位であった.患側の骨萎縮性変化はほぼ全例に,骨増殖性変化は約6割に認められた.亜脱臼群と非亜脱臼群とに分けて検討すると,AHI,ΔGは亜脱臼群で有意に大きく,両者間に高い相関を認めた.骨増殖性変化は非亜脱臼群で多かった.Brunnstrom stage(以下Br.stage)II~VIでは,stageが低いほど亜脱臼出現率が高く,発症後1年以内では罹病期間による亜脱臼出現率に差はなかった.
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