Effect of High Pressures on the Flammability Limits of Ethylene
1966
高圧下にエチレン-酸素-窒素混合物を取扱うプロセスにおいては,その爆発を防止するために爆発限界を知ることが必要である。常圧下の爆発限界については知られているが,圧力の上昇によりどのような影響をうけるかは知られていない。著者らは圧力50kg/cm2までこの3成分系の爆発限界の測定を行ない,圧力の上昇は上限界に大きく影響してその値を大きくすることを認めた。下限界は圧力により大きな影響はうけない。測定結果より3成分系爆発範囲図を決定し,限界酸素濃度,すなわち爆発を防止するために必要な最大酸素濃度を示す点を求めた。その値は常温で,圧力1~10kg/cm2の間は9.5%で,圧力の上昇により小さくなり,50kg/cm2では8.0%になる。
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