Clinical Management of Dysarthria with Dysphagia
1995
嚥下障害を合併したdysarthria1例に対して臨床的マネージメントを行った.治療プランの立案においては, 嚥下と発話の動作を比較し神経生理学的および解剖学的関連性と相違に着目し, 障害モデルを基盤とした.その結果, 嚥下と発話の機能は平行して著明に改善し, 嚥下障害の重症度は6段階評価尺度でレベル1から5へ, 単語明瞭度は18.5%から89.1%となった.今回の結果から嚥下障害を合併したdysarthria例に対しては, 嚥下と発話の神経生理学的および解剖学的関連性と相違に着目することによって機能障害および能力障害レベルの治療プランが明確化し効率的な治療結果を両者に同時に得ることが可能であると示唆された.また, 嚥下障害のマネージメントにおいては, チーム・アプローチの重要性が示された.
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