Engineering Plastics-Recent Developments in Synthesis and Applications. Changes in Morphology and Mechanical Properties with Composition for Microphase-Separated Polystyrene-block-Poly(ethylene-co-but-1-ene)-block-Polystyrene Triblock Copolymers.
1997
耐熱性の熱可塑性エラストマーであるスチレンーエチレンブチレンースチレントリブロックコポリマー (SEBS) のミクロ相分離構造と力学特性の相関について, 種々の組成のSEBS試料を用いて検討を行った. 各試料の秩序構造のモルホロジーは小角X線散乱法によって解析した. その結果, 球状, シリンダー状, ラメラ状モルホロジーの組成による変化を詳細に検討することができた. 各モルホロジー境界をポリスチレンの体積分率 (φPS) を用いて表すと, φPS≈0.12 (球/シリンダー), 0.24 (シリンダー/ラメラ) であった. これらの値は, SEBSの水添前の前駆体であるスチレンーブタジエンースチレントリブロックコポリマーで報告されている値に比べて小さい値であることが分かった. すなわち, 水添したことによってモルホロジー相境界はそれぞれ低ポリスチレン (PS) 組成側ヘシフトしたことが分かった. 力学特性に関しては, 選択溶媒を用いてSEBS試料を溶媒キャストしたために, as-cast試料と熱処理試料の挙動に変化が見られ, 試料内部のミクロ相分離構造と力学特性に相関があることが確認された.
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