Dysthymia in Chronic Cervical Spinal Cord Injury

1999 
外傷性頸髄損傷者63例を対象に,気分変調症の発現と慢性疼痛・人格的特徴(低IQとB類)・薬物長期連用の関連を検討した.DSM-III-Rの診断基準に基づき,気分変調症と判断されたのは33.3%であった.気分変調症群の47.6%は神経系作用剤を連用しており,連続2年にわたって正常気分を示した群の13.3%に比べ有意に多かった.さらに,気分変調症群の平均IQは正常気分群のそれよりも有意に低かった.しかし,慢性疼痛やB類との有意な関連は示されなかった.おそらく本研究では慢性疼痛やB類をもつ被検者が少なかったことによると思われる.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    14
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []