Guillain-Barré 症候群とFisher症候群に対する免疫治療

2015 
◎ Guillain-Barre 症候群(GBS)の治療として,多数例を対象にしたランダム化比較試験で有効性が確立している免疫グロブリン大量静注療法(IVIg)や単純血漿交換療法が最初に試みるべき治療法である.簡便性の観点からIVIg が選択される場合が多いが,IVIg を実施したにもかかわらず症状の改善がみられない場合などでは,投与したIgG 量が不足している可能性が想定され,IVIg をもう1 クール追加することが推奨される.血液製剤を要せず,かつ有効性のより高い治療として,補体阻害剤による治療法の開発が期待されている.GBS の臨床亜型Fisher 症候群(FS)では,GBS へ移行するリスク因子を病初期に評価することで,免疫治療を開始するかどうかの検討が必要である.
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