Recycling of Wastewater for Surface Finishing by Double-Pass RO System and UV–Ozone Oxidation Process
2011
表面処理排水の再利用を目的に凝集ろ過後,減圧蒸留した水をUF膜ろ過と2段RO膜処理により脱イオン処理してUVオゾン酸化した.減圧蒸留では重金属イオンと塩分が分離できたが蒸留水にはCOD成分が200 mg dm−3残った.蒸留水はUF膜ろ過と低圧RO膜処理によりCOD 40 mg dm−3,電気伝導率70 μS cm−1まで改善されたが蒸留装置の冷却水として再利用するには不十分な水質であった.低圧RO膜を透過したCOD成分はメタノールなどのアルコール類で活性炭やイオン交換樹脂で処理しても分離できなかった.そこで,高圧RO膜の高い分離率に着目して,低圧RO膜透過水を高圧RO膜で処理する2段RO膜分離を行うとCOD 3.8 mg dm−3,電気伝導率10 μS cm−1となった.2段RO膜処理水はUVオゾン酸化を2時間行うとCOD 1.2 mg dm−3,電気伝導率8 μS cm−1の処理水となり,減圧蒸留で使用していた水道水に代わる冷却水として再利用できた.本研究で得られた結果に基づき,これまで公共水域に排出していた表面処理排水を冷却水として再利用する実用規模のリサイクルシステムを実用化した.
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