Vapor-Phase Aldol Condensation of n-Butylaldehyde by Molten Basic Catalyst.

1993 
NaOHとKOHの共融混合物 (融点170℃) を触媒として, 気相のアルドール縮合およびブテンの異性化を200℃, 大気圧下で行った.触媒の活性および安定性は担体 (活性炭, アルミナ, チタニア, マグネシア, シリカアルミナ) および担持方法 (含浸法, 触媒と担体の物理的混合) によって著しく変化した.3種類の触媒活性の低下が認められた.活性炭に含浸法で触媒を担持した場合には, 両反応の速度は時間と共に減少した.アルミナを担体とした場合には, 異性化速度は減少しなかったが, アルドール縮合の速度は減少した.アルドール縮合の速度は, 触媒を活性炭およびシリカアルミナの外表面近傍に担持すると減少しなかった.触媒が溶融することによって生成するOH-型の塩基がアルドール縮合に対する触媒の活性種と考えられた.使用後の担体の表面を走査型電子顕微鏡で観察し, 担体と触媒との相互作用を調べた.
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